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身近なイタリア語について~旅行で使える豆知識~

イタリア料理を週に何回食べますか?イタリア料理は、家庭でも気軽に食べられる身近なものです。ピザ、パスタやジェラートという言葉をもはや知らない人はいないでしょう。本記事では、そんなイタリア語について紹介していきます。後半はイタリア旅行に関するアドバイスもあります。

目次[非表示]

  1. 1.イタリア語はどんな言語?
  2. 2.イタリア語はどう書く?
  3. 3.コーヒーの豆知識
  4. 4.イタリアに旅行するなら
    1. 4.1.イタリア語の役立ち言葉(料理関連)
  5. 5.まとめ
  6. 6.川村インターナショナルのサービス

イタリア語はどんな言語?

日本では、イタリア料理の人気が高く、外食するときもイタリア語の単語がメニューに多く見られます。例えば、パスタやピザ、ジェラートといった単語は日本語の辞書にも載っているほど馴染み深いものです。イタリア語のメニュー表記は、料理に本場の雰囲気を与え、さらに高級感を演出します。そんなイタリア語ですが、イタリア本国だけでなく、スイスやクロアチア、アルゼンチンなどでも話されていて、世界で約6100万人が日常的に使用しています。また、イタリア語はロマンス語(俗ラテン語を起源とする言語)の一つであり、同じロマンス語のスペイン語と非常に似ています(語彙の共通度が82%)。

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イタリア語はどう書く?

イタリアのアルファベットは21文字で構成されていることを知っていましたか?外国語由来の言葉や自動車のナンバープレートなどの例外を除けば、通常の26文字アルファベットから、「J」、「K」、「W」、「X」と「Y」が抜けているのです。母音の場合はアクセント記号を使うこともあり、強弱アクセントの位置を示す、母音の区別を示す、という2つの役割を果たしています。発音は英語と違って表記どおり(phonetic language)であり、日本と似て子音と母音がセットになっていることが多いです。

イタリア語の文法の特徴に関していえば、名詞に女性と男性の2つの性別があります。例えば、男性名詞「il gelato」(ジェラート)や女性名詞「la pizza」(ピザ)などです。この例から分かるように、「o」で終わる名詞は男性、「a」で終わる名詞は女性名詞であることが多いです。「e」で終わる名詞は女性と男性の両方のパターン(signore(男性に対する敬称)は男性名詞、stazion(駅)は女性名詞 )があり、子音で終われば外国語由来で男性名詞となります。


コーヒーの豆知識

筆者は先日北イタリアに行ってきたところ、一つびっくりしたことがあります。それはイタリアのコーヒー事情でした。イタリアではエスプレッソが飲まれていることが有名だと思いますが、現地の人はそれをエスプレッソと呼ばないことを知っていましたか?イタリアでは、日本でいう「エスプレッソ」は「カッフェ」(caffè)と呼ぶのです。

そのため、「Un caffè, per favore」(カッフェを一つください)と頼むと、「Americano?」(アメリカーノ?)と返されることがあります。エスプレッソをお湯で割って作ったアメリカーノを飲みたいのであれば「Sì」(はい)で答えればいいですが、エスプレッソを飲みたいなら「No, un espresso per favore」(いいえ、エスプレッソをください)という風に答えることができます。と、「エスプレッソ」は通じるわけですが、日本でいう「コーヒー」は言葉が似ている「カッフェ」ではないことをぜひ覚えておいてください。そして日本と同じようなコーヒーを飲みたい場合はアメリカーノを飲むことになるでしょう。

ちなみに筆者はコーヒーが大好きで、caffèを毎日数杯飲んでいました(一杯は1~3ユーロ/163~490円と、高くても日本のエスプレッソよりは安かったです)。

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イタリアに旅行するなら

イタリアは、少なくとも観光地を離れると、日本語はもちろん、英語が通じないことが多々あります。筆者の経験では、レストランに関してあらかじめ覚えておいたイタリア語を使いながら頼みたいメニューを指で指して頼む、機械翻訳を使うなどと問題はありませんでした。面白いことに、日本語の中でもイタリア語がそのまま使われていることから、機械翻訳では翻訳されない単語もあったりします(「rizotto」は「リゾット」、「prosciutto」は「プロシュート」など)。実際の翻訳時に注意したいところですね。

しかし、移動に関して、バスが来ない、電車が動かないというとき(よくあります)は、Google翻訳などの機械翻訳がなければ、かなり苦労したと思います。英語が通じそうな観光地以外に行かれたら、eSIMやポケットWi-Fi、機械翻訳の使用を強くお勧めします。​​​​​​​

イタリア語の役立ち言葉(料理関連)

日本にいても目にするイタリア語と料理。知っている言葉も多いと思いますが、軽いおさらいです。

  • Buongiorno:こんにちは
  • Grazie:ありがとう
  • Mi scusi/Scusa:すみません(英語で言えば「Excuse me」)
  • ~per favore:ください
  • Antipasto:前菜
  • Primo:パスタやリゾットなど、最初の主菜
  • Secondo:肉や魚などのメインディッシュ
  • Dolce:デザート
  • Rosso/Rossa:赤色
    赤のワイン(vino rosso)、トマトを使ったピザ(pizza rossa)
  • Bianco/Bianca:白色
    白のワイン(vino bianco)、ソースなしピザ(pizza bianca)
  • Coperto:チャージ料
  • Servizio:サービス、観光税

料理ではありませんが、もしイタリアのレストランに行くことがあれば知っておいて損はないでしょう。レストランのメニューに載っているCopertoは、一人分のチャージ料です。1~2ユーロであることが多いですが、円安の今、数人でレストランに行った場合、最後のお会計の時にチャージ料のことを知らないとびっくりします。

Servizioを耳にしたということは観光地に行っているということでしょう。イタリアは基本チップは必要ありませんが、人気な観光地ではお会計に10%~20%追加で観光税のようなものがかかることがあるそうです。


まとめ

イタリア料理は日本で人気があり、その文化的なつながりは言語にも反映されています。イタリアを訪れる際や、レストランで食事をする際に、少しのイタリア語を理解していると、現地の文化や人々とのコミュニケーションをより楽しめるでしょう。「Buongiorno」「Grazie」といった基本的なフレーズでも、実際に使う場面での喜びや、現地の人々との距離感が縮まる感覚を味わえるかもしれません。

今回の記事を通じて、イタリア語の魅力や料理の楽しみ方について新たな視点を得ていただけたら幸いです。次にイタリア料理を楽しむとき、イタリア語のメニューを少し読み解いてみたり、現地の言葉で注文してみたりして、新しい楽しみ方にぜひ挑戦してみてください。


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