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翻訳会社についての豆知識~動画・ポストエディット⑪~

翻訳会社についても豆知識シリーズ・第11弾です。翻訳会社のことを知らない方も、翻訳会社とお取引をしたことがある方も、様々な方に翻訳会社を知っていただくためのコーナーです。

目次[非表示]

  1. 1.動画の翻訳を行う際に注意する点はありますか。
    1. 1.1.文字起こしが必要
    2. 1.2.用途を考慮して翻訳する必要がある
  2. 2.ポストエディットでどのくらいの費用削減ができますか。
  3. 3.川村インターナショナルのサービス

動画の翻訳を行う際に注意する点はありますか。

昨今、動画はYouTubeをはじめとした動画サイトの登場以来幅広い用途で使われるようになり、非常に身近なツールとなっています。動画の翻訳というと、海外の映画を翻訳して字幕を挿入することや、吹き替え版を制作することは昔から行われていますが、最近ではビジネスシーンで使用するために動画を翻訳する機会が非常に増えました。

商品を海外でプロモーションするために商品説明の動画を該当国の言語に翻訳したり、会社概要をターゲットの国や地域のクライアントに知ってもらうため動画を各国の言語に翻訳したり、英語圏が本社の外資系企業で作成した英語のeラーニングコンテンツを日本語に翻訳したりと、様々なケースで翻訳が必要になります。このように動画を翻訳する場合、どんなことに注意する必要があるのでしょうか。



文字起こしが必要

対象がドキュメントの翻訳の場合、テキストをそのまま翻訳すればよいですが、動画が対象の場合は通常音声が対象になり、その文字起こしが必要になります。そのため、翻訳作業前に文字起こしのための時間が必要であり、ドキュメントの翻訳よりも時間がかかります。文字起こしを行う場合、方法によって異なりますが、動画本編の長さの5~10倍程度の時間がかかります。

そして、文字起こしの作業を翻訳会社に依頼する場合は、その文字起こしにかかる時間も費用に含まれることを念頭に置く必要があります。


用途を考慮して翻訳する必要がある

動画の翻訳においては、どのような用途で翻訳するかを事前に翻訳会社に伝えておく必要があります。内容を確認するだけならば特段注意する点はありませんが、翻訳後に字幕挿入する場合や、吹き替えで使用する場合、その用途を考慮して短めに翻訳するよう注意する必要があるからです。例えば、字幕翻訳の場合は読みやすさや、字幕と映像を両方把握するために「1秒あたり4文字の文字量」「1画面の字幕表示は2行まで」を基本とするルールがあります。ビジネス用の字幕翻訳ではこういった基本的なルールを踏まえながらも、情報量によってはある程度柔軟な対応を行うことが可能です。

また、翻訳した字幕を映像に挿入する作業や、音声吹き替えを行う作業なども翻訳会社に依頼することが可能です。動画翻訳を依頼する際にはどこまでのサービスを希望するかを事前に伝えておくとスムーズでしょう。


ポストエディットでどのくらいの費用削減ができますか。

10年前と比べて、機械翻訳の精度が格段に上がってきたのは皆さんもご承知の通りだと思いますが、その機械翻訳を活用したサービス・ポストエディットを提供している翻訳会社が増えてきています。ポストエディットとは、機械翻訳の結果を人が修正し、訳文を提供するサービスのことです。

ポストエディットサービスについて、提供される品質等は各翻訳会社に確認が必要ですが、このサービスの大きなメリットは価格と納期です。翻訳の部分を機械翻訳で実施するため、納期やコストをかなり最適化することができます。川村インターナショナルの場合、どのくらいの費用削減ができるのでしょうか。事例で見ていきましょう。

例をご覧いただけますと、コストと納期の最適化が実現することをお分かりいただけるかと思います。

例① :機器のサービスマニュアルを6か国語に多言語化

  • 80000ワード越えの英語資料を中・韓・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン語に翻訳したい。
  • 技術者向けの資料のため内容把握ができればよい。

 →大量の翻訳を1か月で納品・50%のコストカット成功

 
例② :プラント関連の英語資料を日本語に翻訳希望

  • 300万ワード超の英語資料を日本語に翻訳したいが、予算が足りない。
  • 品質は直訳調でも問題ない。誤訳・訳抜け等のエラーが防げればよい。

 →人手翻訳に比べ55%コストカットに成功・納期も短縮できた。 

  
最後に、ポストエディットサービスのコスト削減の割合に大きくかかわるのが納品物の品質です。お客様が用語集を持っていて、納品物をその用語集に合わせてほしい場合など要望事項の数やその難易度の高さに応じて金額は高くなります。弊社のポストエディットサービスでは、見積の段階でポストエディットのトライアルを行っており、お客様が発注前に品質を確認することが可能です。下記表の作業内容からご希望のものを選んでいただけますので、毎回コストや納期に応じて品質をコントロールすることができます。

※上記は代表例です。ご要望に応じて仕様を変更することができます。価格・納期・品質の最適化が可能なポストエディットサービス、金額や納期であきらめていた翻訳案件もぜひ一度営業スタッフにご相談ください。

  ポストエディットサービス | 翻訳会社川村インターナショナル 年間1000万文字・500万ワード以上のポストエディット対応実績と、豊富な経験・ノウハウに基づき、納得の翻訳品質・費用・納期(QCD)の最適化を実現。プロの手による編集と充実したサポートで安心の「機械翻訳+ポストエディット」を提供します。<無償サンプル作成・お見積もり無料> 翻訳会社川村インターナショナル


川村インターナショナルのサービス

今回は動画翻訳とポストエディットについてご紹介しました。川村インターナショナルでは、IT・ローカリゼーション、医療機器・医薬、観光・インバウンド、製造業、金融・ビジネス・法務、SAP 関連文書など、幅広い分野の翻訳を扱っております。お客様の業種・専門分野に応じて最適な翻訳者が対応いたします。弊社の審査基準をクリアした、経験豊富なプロの翻訳者ですので、品質の面でもご安心ください。

翻訳会社への翻訳依頼をご検討されている方は、お気軽にご相談ください。

  翻訳サービス | 翻訳会社川村インターナショナル プロの翻訳者による高品質な翻訳サービスです。IT/医療/金融・IR/特許/法律などの専門分野もお任せください。日⇔英をはじめ、アジア言語・FIGS/ヨーロッパ言語など多言語の翻訳に対応可能です。創業から35年以上こだわり続けている、確かな実績と安心の情報セキュリティ環境のもと、お客様のご要望に応じた最適なプランを提案します。<お見積もり無料> 翻訳会社川村インターナショナル


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川村インターナショナルWebマーケティングチームです。開催予定セミナーやイベントの告知、ブログ運営などを担当しています。

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