Translation Designerを選ぶべき理由②
Translation Designerを選ぶべき理由②
~社内ユーザーと社外委託~
当社は、2018/1/22より、企業内の機械翻訳およびポストエディットの活用を促進する新たなプラットフォーム Translation Designerの提供を開始しました。
これを受けて、4 回にわたり、「Translation Designerを選ぶべき理由」を連載します。第二回は、「社内ユーザーと社外委託の最適化」の観点で強みをご紹介します。
社内ユーザーと社外委託の最適化
翻訳を社内の同僚に依頼するか、翻訳会社に依頼するか、迷うことはありませんか。納期の要件を無視すれば、社内の翻訳者が翻訳した方が品質と費用のバランスが最適になることが多くなります。それには、様々な理由がありますが、一般的には以下のように考えられます。
- 社内製品やサービスの情報を一番よくわかっている。
- 製品の開発担当などの専門家にすぐに質問が出来る。
- 原文の作成者に意図を問い合わせることができる。
専門知識を有していて、効率よくコミュニケーションができる環境があれば、翻訳の品質に良い影響を与えます。また、どんなに専門分野の知識があっても、原文が間違っていれば間違った翻訳につながることもあります。
ここに納期の要件が加わると、翻訳プロジェクトはとたんに複雑化します。翻訳者を複数に分けた場合には、人によって用語や訳調が代わってしまうというリスクもあります。そこで品質を確認する責任者が登場し、他のリソースの生産性を考慮しながらスケジュールを調整するコーディネーターやプロジェクトマネージャーといった役割を担う人が必要になります。
従来なら、このあたりから翻訳会社への発注を検討する必要があるでしょう。ところが機械翻訳の品質が向上したことにより、「機械翻訳で済ませる」「作業者の生産性を向上させる」ということができるようになってきました。
例えば社内の外国人上司を交えた社内ミーティングの資料は、機械翻訳だけで済ましてしまうことも考慮すべきです。場合によっては機械翻訳の結果を活用して、人の手で修正をするポストエディットという方法で、補完することも出来るでしょう。
そんな代替案を提案するソリューション、それがTranslation Designerです。
- 翻訳メモリ機能で、過去の翻訳結果を活用する
- 用語集に登録して、自動的に置換する
- 辞書やブラウザ検索を効率よく活用して、翻訳速度を向上させる
- 機械翻訳を自動的に挿入する
- 機械翻訳結果を修正して、正しい訳文にする
- 作成した文書を共有する
これらの事が簡単に出来てしまうプラットフォームなのです。また、作業すればするほど、流用できる翻訳資産は増えてゆきますから、どんどん翻訳の精度も向上してゆきます。
Translation Designerであれば、翻訳会社への外注を検討する前に、自己解決できる部分がないかを検討することが出来ます。
多言語への対応をどうするべきか
英語や中国語を翻訳できる人材はどんどん増えてきています。ところが、ペルシャ語やビルマ語の翻訳をするにはどうすればいいでしょうか。ここでも翻訳会社へ委託することを真剣に検討する必要があります。
多言語の機械翻訳を活用したり、ポストエディットを気楽に注文できるプラットフォームは、市場にはなかなか存在していません。
また、自分では読めない多言語の翻訳品質をどう評価すればよいでしょうか。こういう場合には、第三者による品質評価を依頼する、第三者によるチェックが簡単に依頼できるので、とても便利です。
これこそが Translation Designer をお勧めする理由です。Translation Designer であれば、翻訳成果物の用途や、納期、社内外リソースの状況に応じて、機械翻訳、人による翻訳、ポストエディット、チェックのみを、それぞれ依頼することが可能です。日英については、ネイティブチェックを依頼することもできます。文字通り、「デザイン(設計)」することが出来るのです。
Translation Designerを活用した作業方法
- 社内翻訳担当への依頼を効率よく行いたい
- 機械翻訳を安全に使用したい
- 多言語でポストエディットしてほしい
- 社内で対応しきれないものを外部に依頼したい
- ネイティブチェックだけ依頼したい
- 翻訳が正しいのか確認してほしい。
今、自分が最適だと思う方法を是非お試しください。
Translation Designerとは
「Translation Designer」は、「ヤラクゼン」(https://www.yarakuzen.com) を基盤にした、機械翻訳活用プラットフォームです。機械翻訳のみならず、社内翻訳担当への依頼、または翻訳会社による翻訳、ポストエディット、チェックを依頼することができるため、用途や条件に応じて柔軟に翻訳する手法を選択することができるようになります。日中英の他、欧州・アジアの主要言語に対応しており、複数の機械翻訳エンジンから自社の条件に合ったエンジンを選択できるのも、Translation Designerならではの特徴です。
https://www.k-intl.co.jp/translationdesigner
関連記事