個人翻訳者に聞く「機械翻訳エンジンってどう?」
機械翻訳エンジンは近年ますます進化を遂げて、驚くほど精度が高くなってきています。個人で活躍される翻訳者の方の中にも、機械翻訳エンジンを活用されている方が増えており、導入を迷っているといった声も伺うようになりました。
川村インターナショナルでは、個人ユーザー向けの機械翻訳エンジン「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」をご提供しています。そこで、本記事では、同エンジンをご利用中の皆様に実施したアンケートの結果をご紹介しながら、翻訳者の方が機械翻訳エンジンをどのように考え、また、どのように活用しているのかを見ていきます。機械翻訳エンジンの導入を検討中の方や、活用方法に迷われている方のご参考になれば幸いです。
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質問1:機械翻訳エンジンを使おうと思ったきっかけはなんですか?
この質問には、すべての方が「翻訳業務を効率化するため」と回答されました。「知人・同業者からの口コミ」により導入された方や、機械翻訳の精度そのものを確認することをきっかけとした方はいませんでした。
質問2:この機械翻訳エンジン* をどのくらいの頻度で使用していますか?
*「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」。以下の質問も同様です。
使用頻度については、ほぼ全ての翻訳で使用される方と半分以下の翻訳で使用される方が同率となり、半分程度の翻訳で使用される方がやや少ないという結果となりました。
質問3:この機械翻訳エンジンを何のために使っていますか?
「翻訳の下訳を得るため」という回答が最も多く、次いで「大意を把握するため」「翻訳時間短縮のため」が同率となりました。機械翻訳の出力でざっくりと意味をつかみ、それを基に翻訳する、もしくは下訳を修正して訳文を完成させる、という形で活用されている方が多いようです。ご自身で翻訳をした後に、確認の意味で機械翻訳を使うという方はいらっしゃいませんでした。
質問4:この機械翻訳エンジンを使い始めて、翻訳業務の効率は上がりましたか?
7割の方がとても上がった、3割の方が少し上がったと回答されました。本アンケートは有償エンジンを導入中の方を対象としているため「下がった」という回答はありませんでしたが、まずは試してみて、自分の翻訳業務のスタイルや対象分野との相性を確認してから導入の継続を判断するのもよさそうです。
質問5:この機械翻訳エンジンを使用する一番のメリットはなんですか?
こちらの質問には、自由記述でご回答いただきました。まずは、機械翻訳全般に関するご回答をご紹介します。
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次に、本アンケートの対象エンジンである「みんなの自動翻訳@KI (個人版)」の特徴に関するご意見をご紹介します。
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まとめ
翻訳業務を効率化するために機械翻訳エンジンを導入し、現在も継続的に使用中の翻訳者の皆様は、程度の差はあるものの効率の向上を実感されているようです。また、一言で「効率化」といっても、下訳を作成するだけでなく、機械翻訳の出力からインスピレーションを得たり、疲労の軽減に役立てたりと、さまざまなメリットがあることがわかります。
インターネット上で使用可能な機械翻訳ツールもありますが、こうした無償ツールには情報漏洩のおそれがあるため、個人翻訳者の方に依頼される案件では使用が禁止されていることがほとんどです。翻訳対象の文書や関連資料には機密事項が含まれるものも多く、セキュリティは非常に重要となります。
今回ご紹介した「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」はサーバーを日本に置いており、情報漏洩のリスクがないため、プロフェッショナルな翻訳者の方にも安心してご使用いただけます。また、NICTが開発した国産の機械翻訳エンジンを商用化しているため翻訳の精度が高く、SDL TradosやMemsource、MemoQといったCATツールとの連携やWindows プラグインにも対応しているため、翻訳環境を変えることなく導入が可能です。まずは2週間の無料トライアルを試してみませんか?
川村インターナショナルの翻訳サービス
川村インターナショナルでは、「自社に最適な機械翻訳エンジンがわからない!」というお悩みにお応えします。本記事でご紹介した「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」に加え、企業様向けの機械翻訳ソリューションも多く揃えており、セキュリティ要件、目的、分野、想定ユーザー層の要件に応じた幅広いご提案が可能です。
機械翻訳の活用をご検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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