郵便にまつわるあれこれ
2019年10月1日(火)より、消費税率の改訂に伴い郵便切手、郵便はがき、レターパックなどの料金が変更となりました。(参照:日本郵便)
それに関連して今回は経理スタッフが、知ってみると面白い「切手の正しい貼り方」「ゆうパックの割引」など郵便にまつわる小ネタをご紹介します。
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それはNGです。切手の正しい貼り方
いつも何気なく使っている切手ですが、実は正しい切手の貼り方があることをご存知ですか?
縦書きの封筒の場合はご存知の通り左上に切手を貼ります。
問題なのは横書きの封筒です。縦書きの封筒と同じように左上に切手を貼ったことはありませんか?
実はこれは間違いなのです。横書きの封筒の場合、正しくは右上に切手を貼ります。
案外知らない人が多く、日本郵便のQ&Aにも「郵便切手は郵便物の表面の左上部(横に長いものは、右上部)に貼っていただくようお願い致します。」と書かれています。
なぜ横書きは左側ではないのかというと、郵便の消印作業は機械で行っており、横書きの封筒の左側に切手が貼ってあると機械で読み取れないのだとか。
消印を押す機械は縦長封筒の切手の位置を基準に設定されており、横長封筒も縦向きでセッティングされてしまうのだそうです。
〒マークは必要ありません
マス目が印刷されていないはがきや封筒に郵便番号を記入する際、自分で「〒〇〇〇-〇〇〇〇」と書いている人も多いのではないでしょうか?
しかし実は、郵便記号(〒)を記載する必要はありません。
内国郵便約款には、《郵便番号の前後には、「郵便番号」、「〒」その他これらに類する文字又は記号及び「親展」、「至急」、「重要」その他これらに類する文字又は日時並びに会員番号、電話番号、口座番号その他これらに類する事項を記載できません》と書かれていて、書く必要がないというよりは書いてはいけないと記載されているのです。
つまり、郵便番号は「〇〇〇-〇〇〇〇」だけでOKです。むしろ、これが正しい書き方と言えます。
もちろん(〒)マークを書いてハガキや封筒を送ったとしても、送り先に届くようになっています。しかし、(〒)マークがあることにより、自動で読み取れない場合も出てきてしまうそうです。
ゆうパックをお得に!
大事な書類を送るときにはゆうパックを使う方が多いと思います。そんなゆうパックの送料支払いですが、現金だけでなく切手も使えるのをご存知でしょうか?ちなみに集荷でも切手を使うことはできます。
ゆうパックの送料は元払いだけではなく、着払いになるときもありますね。実は着払いの時にも切手払いができます。
切手で支払う場合に気になることは「ちょうど送料分の切手があるかどうか」ということですが、ご安心ください。送料分の切手がなくても、差額を現金で支払うこともできます。
ただしコンビニで差し出す場合は、切手での支払いができないそうです。
また、ゆうパックにはある割引があります。「同一あて先割引」と「複数口割引」です。
「同一あて先割引」では、1年以内にゆうパックで送った伝票の控えを支払いの時に提示することで荷物1つにつき60円の割引が適用されます。
「複数口割引」では、宛先が同じ荷物を同時に2つ以上出すことで、荷物1つにつき60円の割引が適用されます。
この2つの割引を適用する場合は着払い、受取人払いが出来ませんが、いつも同じところに荷物を送っているという人には嬉しい割引ですね。
他人の郵便物が会社または家に届いたときの対処方法
ポストに宛先が他人の郵便物が届いた経験はありませんか?そしてその郵便物を捨ててしまったり、開けてしまったりしていませんか?
実は他人の郵便物を捨てるのも開けるのも法律違反なんです。
見覚えのない郵便物が届いたときは、郵便物の表面に誤配達である旨を記載した付せん等を貼り、郵便ポストに投函してください。その際に付箋には「誤配達」と書くだけではなく、「ここにその人は住んでいない」という理由も一緒に書き添えておきましょう。
もちろん、近くの郵便局に持ち込んでも構いません。その場合は郵便局の人にその旨を伝えて渡せば大丈夫です。
誤配達で注意しなければならない場合があります。それは配送物が郵便物ではなく、メール便の場合です。郵便局以外のサービスで届いたものは、その配送物の運送サービスを行った会社に連絡する必要があります。ポストに投函してはいけません。
知っていますか「風景印」
郵便物に貼られている切手ですが、普通切手のほかに特殊切手が貼ってあることも多いですよね。
記念切手が発売されていることはご存知の方も多いと思いますが、「風景印」というものがあるのはご存知ですか?実は、その土地の季節に合わせた絵柄の消印の「風景印」というものがあります。風景印は消印なので、62円以上の額面の切手が貼ってあれば押してもらうことができます。
ちなみに押印には「記念押印」と「引受押印」があります。記念押印とは、記念印(風景印)をおしてもらい、そのまま持ち帰るものです。持ち帰ったものをポストに入れても郵送してもらえないので注意です。コレクション目的で消印を押してもらうなら、ぜひ記念押印をお願いしてみてください。
引受押印とは記念印(風景印)をおしてもらい、そのまま郵便物として差し出すものです。郵便局側で引き受け、宛先に郵送されます。家族や友人等に宛てて送りたいときはこちらです。
風景印は、郵便局の郵便窓口で押してもらえます。
・【記念押印】の場合:「風景印を押してください」 ・【引受押印】の場合:「風景印を押して、そのまま出してください |
こちらの依頼方法でOKです。
また、郵便局の窓口で依頼ができない場合は、郵送で頼んで押してもらうこともできます(郵頼)。遠方の郵便局の風景印を押してもらいたい場合は、ぜひ利用してみたいですね。
ただし風景印はすべての郵便局に配備されているわけではないので、気になる人は郵便局のホームページ(参照:風景印-日本郵便)で調べてみることをお勧めします。風景印のサンプルも見ることができます。
仕事で風景印を押してもらうことはないと思いますが、プライベートで送られてきたらちょっと嬉しいかもしれません。興味がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
KIのサービス
全国の郵便局窓口(簡易郵便局は除く)においても、訪日・在留外国人のお客さま向けにタブレット端末を用いた多言語 翻訳アプリを窓口サービスに導入しています。(参照:日本郵便プレスリリース)多言語化、翻訳、機械翻訳が必要とされる場はますます増えていくことでしょう。
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